結論として、まだまだ言い足りないこともあるけれど、私の宗教観の根本は、神様の世界はシステム、宗教はスタイル、という位置づけ。システムを悪用すると、曾ての大戦のような悲劇を生む。スタイルを見誤ると、独断が先走って軋轢を生む。少なくとも日本に伝来した仏教は、神様の世界と上手く折り合いを付け、それを今の社会そのものに転化してきた、いわば幸せな宗教を持つクニに作り上げてきたはずで、そこは世界に誇って好いはず。
どちらかというと神様の世界にシンパシーを感じる、というのは、結果、神様は結構情欲に素直である、と謂う部分も大きい。宗教はなぜかどこも、セックスには厳しい。ましてや倫理観としてアダルトの世界を毛嫌いしている。そんなはずはないんだけどなぁ、と私などは思う。ただ、女性は毎月血を流すので不浄のモノ、という考え方は、宗教になると顕著になる。特に日本の宗教には、その傾向が強いのはなぜだろう?
おそらくそれは葬式の成り立ちと関係があると睨んでいる。現代は葬式と宗教は、密接に関わっているけれど、そもそも埋葬は死による病原菌の蔓延やそういうリスクヘッジのための知恵だったはず。それが宗教と結びついたのも、神様へのご機嫌取りという意味で理解できる。そういう時に、やはり血の赤は忌避すべきモノだったのだろうか?
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